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お役立ちコラム

何度も確認してしまう「隠れ完璧主義」の正体と向き合い方


1. 相談内容:確認が止まらず、自分にも他人にも厳しくなってしまう
完璧主義でいるのはしんどくないですか。
一見すると周りからの信頼も獲得できて仕事もできる完璧主義の人でも、
本当はいろんな面で生きづらさを感じている人がいますよね。

今回、41歳の会社員の方からいただいたご相談を紹介します。

• 症状:
昔から何かをやる時に「これで大丈夫かな」が頭から離れず、
確認ややり直しが止まらない。
資料提出後も誤字脱字が気になって送信済みメールを何度も見返してしまう
。

• 家庭での様子:
やることが残っていると休めず、
座っていても「今これをやっておいた方がいいかも」と動いてしまい、
夜には疲れ果ててしまう
。

• 対人関係の悩み:
自分が気になるせいで、部下や後輩、家族にまで
「なんで確認してないの」「ちゃんとやったの」と
強めに注意してしまい、直後に後悔する。

• 現状:
周りからは「ちゃんとしている」「頼りになる」と言われるが、
正直ずっと気を張っていてしんどい
。
休むことに
罪悪感があり、心からリラックスできない。

2. 完璧主義の正体:心に潜む「怖がり」な自分
このように「気になる」が止まらず、脳がフル回転している状態は、
体が止まっていても疲れが蓄積され、非常に脳を消耗させます
。

この生きづらさは30代から50代の方にとても多く、
一見「責任感が強い人」に見えますが、心の奥底では「ある自分を見せたくない」と怖がっている状態です
。

•
無意識の前提:
「完璧じゃない自分はダメだ」「こういう自分では生きていってはいけない」という思い込みがあります。
•
危機回避としての行動:
性格や向上心の強さではなく、
「完璧でないことは危険である」という危機回避として、失敗を防ごうとしています。

• 自己否定のループ:
失敗していないのに安心できず、
「今の自分はまだまだダメだ」「足りないことがある」と自分を責め続けています
。

3. なぜ「しんどさ」が消えないのか
完璧主義の定義が「100%何でもできる人間」という曖昧で
不可能なものに設定されているため、
ゴールがなく頑張り続けることになります
。

• 確認作業の本質:
間違いがないかの確認ではなく、
「自分のダメなところがバレないか」の確認になっているため、非常にしんどいのです。

• 褒め言葉を受け取れない:
自分が自分を「足りない存在」と責めているため、
褒められても「今日はバレなかっただけ」と捉えてしまい、素直に喜べません
。
• 休めない理由:
「完璧じゃないのになぜ休んでいるのか」という罪悪感や、
「私には楽しむ資格がない」という前提が、リラックスを妨げています
。
• 他者への攻撃:
余裕が消え、「私はこんなに頑張っているのに、なぜ分かってくれないの」という思いが、
周囲への強い言動として出てしまいます
。

4. 仕事や人間関係への影響

このタイプの方は、「ミスをして迷惑をかけたくない」
「至らなさがバレたくない」という思いが強いため、以下のような傾向が見られます
。

• 抱え込み:
人に任せてミスを指摘するストレスより、
自分で全部抱えた方がマシだと解釈してしまいます。
• 評価への恐怖:
指摘されることを人格否定や価値の減少と感じ、非常に強く反応してしまいます。
• 表面的な関係:
嫌われることを極端に避け、波風を立てないように、
あるいは感じが良いように振る舞うことに必死で、会話を心から楽しめません
。
• 身近な人への八つ当たり:
外で溜まった疲れや言いたいことが、
唯一出せる場所である身近な人(家族など)への強い当たりとなって現れます
。

5. 「忙しさ」に隠された裏の欲求
常に忙しくしている背景には、自分に価値を見出したいという思いもあります。

• 存在意義の確認:
「私がいないと困るでしょう」「休んでいない私は頑張っている」と周りに思われたいという
裏の欲求があります。
• SNSによる焦り:
他人と自分を切り離せず、他人のキラキラした投稿を見て
「私はそうなっていないダメな人間だ」と劣等感や敗北感を感じ、さらに自分を追い込みます
。

6. 改善へのアプローチ

単に「休んでもいいですよ」といったアドバイスだけでは、
根本的な解決にはなりません
。

•
原因へのアプローチ:
なぜそう思うのかという「根っこの原因」を見つめ、脳の使い方や生きづらさの根本にアプローチする必要があります
。

•
自己防衛の理解:
完璧主義は、自分の中の「見られたくないもの」を隠そうとして、
自分を守っている証拠です。あなたが悪いわけでも、性格が弱いわけでもありません。

7. 今日からできる具体的な対策
まずは小さな方向転換から始めてみてください。

•
ルールの設定:
「確認回数は何回までにする」と決める
。

•
意図的な休息:
「より良いパフォーマンスでチェックするために、10分は絶対に休む」というように、
自分の意志を持った指示として休みを取り入れます。

•
自分を労わる:
感情が抑えられず強く当たってしまう時は、自分が限界を迎えているサインです。
まずは「自分はいっぱいっぱいなんだな」と労わってあげてください
。
ご自身のペースで、これらを積み重ねていくことが、穏やかさを取り戻す大きな一歩になります。
 

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